両校の大阪桐蔭OBが目立つ早稲田同志社定期戦であった。
2014年の夏の甲子園優勝投手で同志社の大黒柱に成長した福島孝輔(4年)。リーグ通算16勝のサイドスローは初回に1点失うが、その後立ち直る。スライダー、チェンジアップ、シンカーを駆使した投球で被安打5の完投勝利。9回には先頭バッターとしてツーベース。バントで三塁に進んで浅めのレフトフライでタッチアップからダメ押しのホームイン。バッティングも走塁も野手顔負けのセンス。
中田翔、平田良介など大阪桐蔭フルスイングのDNAを持つ吉澤一翔(2年)。3番・ファーストは2年目ながらワセダの主軸を期待される。初回にレフトオーバーのツーベース、9回の第4打席でもレフト前ヒットと高校の先輩、福島を打ち込んだ。初球からフルスイングスイングしていく姿は見ていて気持ちいい。早稲田の大阪桐蔭ルーキーバッテリー。5番・キャッチャーで出場した岩本久重は1.98秒の盗塁刺で強肩をアピール、“精密機械”徳山壮磨も9回に登板。