【NO.76 2017/8/16 盛岡大付 6-3 松商学園 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会】
【No.77 2017/8/16 前橋育英 3-1 明徳義塾 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会】
【No.78 2017/8/16 日本航空石川 3-9 花咲徳栄 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会】
【No.79 2017/8/16 聖光学院 5-4 聖心ウルスラ 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会】
【No.80 2017/8/17 広陵 6-1 秀岳館 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会】
【No.81 2017/8/17 智弁和歌山 1-2 大阪桐蔭 甲子園球場 第99回全国高等学校野球選手権大会
】
この夏の甲子園は6試合を観戦。一番印象に残ったのは、新旧の近畿の覇者対決。
智弁和歌山が、大阪桐蔭のエース・徳山 壮磨をつかまえられなければワンンサイドもあるかなと予想していたが、昭和の香りのする左腕の好投で意外な展開に。
智辯和歌山・黒原 拓未のストレートの球速は130キロ前半、かつてはドロップと呼ばれていたブレーキきいた縦のカーブが中心の投球。高校生でもチェンジアップ、フォークをばんばん投げるこの時代にカーブはカウント球などで使われる脇役。この左腕の投球ではウイニングショットとしても使う立派な主役。これくらいのストレートの球速でカーブを中心に使うという投手は昭和のスタンダード。キャッチャー蔵野 真隆のインコース攻めるリードもあって、大阪桐蔭のバッターが詰まらせることが多かった。
いつもより少しコントロールが甘めの徳山が12本のヒットを許し、智弁和歌山が押している展開。
冷や汗の王者は2本のストライクバックホームや守備の職人、泉口 友汰の好守などで守り勝ち。
厳しいゲームだったが、大阪桐蔭の選手たちは終始落ち着いた雰囲気で負ける感じがまったくしなかった。勝利の校歌を聞く姿にはかつてのPL学園のような風格を感じた。